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オバマ氏の演説は、どこがそんなにすごいのか?

      2014/07/17

オバマ氏の演説は、どこがそんなにすごいのか?」
最初は題名を見ても批判記事かと思ってスルーしようと
しましたが、実はそうではなかったです!

 

そして、さらに4年後の2012年大統領選挙後の、
勝利宣言のスピーチを聴いても、
またまた実感できます。←補足。

 

以下は、
約4年前(2008年)に記載したものになります。
古っー。←一行2012年11月追加。

 

かなり、興味深い毎日新聞の
特集記事になっていますので、
今回、そのまま引用紹介してみたいと思います。

 

なぜ、アメリカ大統領候補の当初は無名オバマ氏が、
ここまで、知名度の高いクリントン氏
なぜ追い上げてきたのかという、
理由が垣間見ることができます。

 

この記事を読んでいて、なるほどと思いました。
以下は毎日新聞からの特集記事になりますが、

 

There is someting happening.
Yes we can!

 

米大統領選民主党指名争いは4日、
4州で投票が行われクライマックスを迎える。

 

当初本命とされたヒラリー・クリントン上院議員を
獲得代議員数ですでに逆転した
バラク・オバマ上院議員。

 

その人気の源は演説にあると言われる!

 

オバマ氏の演説はどこがそんなにすごいのか?【太田阿利佐】

 

平易でリズミカル、繰り返しを多用
−−鶴田知佳子・東京外語大教授

 

交響楽のように、心に火をつける
−−東照二・立命館大教授

 

「すごい」と報道されてはいるが、
オバマ氏の演説しっかり聴いたという
日本人は少ないのでは?

 

聴いたところで「きちんと理解できた」かとなると・・
というわけで、ここは専門家にすがろう。

 

民放各局やNHKで、
米CNN、米ABCニュースなどの
同時通訳を担当する
鶴田知佳子・東京外国語大学教授、

 

政治家のスピーチ分析で知られる
社会言語学者の東照二・
立命館大学教授に聞いてみた。

 

「オバマ氏の演説の特徴はとにかく平易な英語で、
繰り返しが多く、分かりやすいんです。

 

クリントン氏の演説も明快で知的で、
とても上手ですが、

より簡単でリズミカルなのはオバマ氏

 

逆なのが共和党の有力候補、
マケイン上院議員(71)です。

 

一文が長い、二重否定が多い
何を言っているかよく分からない」

 

日々、世界のトップリーダーたちの
超一流のスピーチに触れている鶴田さんはそう評す。

 

「オバマ氏は表現も実にうまい。
例えば、彼の父親はケニア人、
母親は北欧系アメリカ人。

 

異なる人種の両親を持つ自分だからこそ
アメリカを一つにできる、とアピールするのに

 

『父はこれ以上黒いものはないと思えるほど黒く、
母はこれ以上白いものはないと思えるほど白かった』
などと表現する。

 

具体的なイメージが膨らむでしょう

 

さらに「話し言葉はすぐ消えてしまうので、
歌謡曲のサビと一緒で、
リズミカルな繰り返しが一番記憶に残るんです。
ニュースで繰り返し放映されるのもそこ!

 

米国の名演説といえば、ケネディ元大統領
フランクリン・ルーズベルト元大統領
キング牧師

 

オバマ氏はケネディ元大統領の発言
非常によく引用しますが、演説自体は、
I have a dream.(私には夢がある
繰り返したキング牧師に近い」と分析する。

 

繰り返しといっても、単語を繰り返す、
フレーズ(句)を繰り返す、
文章を繰り返すなどがある。

 

東さんは「知名度も組織力も資金もなかった
オバマ氏が実績のあるクリントン氏を逆転したのは、
スピーチ力しかない。

 

オバマ氏の演説に比べれば
クリントン氏はまるで素人!

 

日本の政治家も彼に学ぶべきです」と話す。

 

「例えば橋下徹大阪府知事は府知事選で
本当に本当に本当に頑張ります』とか
真剣に真剣に真剣にやっています
と言っていた。

 

オバマ氏の表現力とは段違いです」

 

具体的に、1月8日、ニューハンプシャー州の
予備選後の演説を東さんとチェックしてみた。
(一部原文のまま)

 

オバマ氏のスピーチはまるで交響楽
最初は小さく流れる主旋律が、やがて膨らみ、
大きく展開していく

 

最初は静かにこう始めます・・

 

There is someting happening in America.
何かが起こりつつある

 

1月の雪の日、
人々が何ブロックも何ブロックも続く
長い長い列をつくる時に」一体何の話なのか。

 

「There is someting happening.」
若者たちが、
これまで政治に全く関心がなかった若者たちが、
今回だけは違うと言っている

 

There is someting happening.
人々が……金持ちも貧乏人も黒人も白人も
ラテン系もアジア系も……人々が、
ただ所属する政党のためにではなく、
いつも抱いている希望のために投票する時に」

 

ここで間。
Change!(変化です」、
Change is What’s happening in America.
(変化がアメリカで生まれているんです)」
思わず拍手しそうになって、

 

東さんに「まだこれからです」と笑われた。

 

「この後、ワシントンのロビイストたちに代わって
あなたたちがアメリカのマジョリティー(多数派)
になるんだ、と呼びかける。

 

黒人やラテン系などマイノリティー(少数派)
の人々はそんなことは言われたことがない。

 

『自分たちは、力を持つ側に変わるんだ』と
心に火をつけられる」

 

すごいのはここからだ。

 

「まず『それは現実的でない、という人がいる』と、
水をかけるんです。
その上で、

 

だがアメリカには希望の歴史があると訴える・・
奴隷たちが暗闇のなかから自由へ歩み出した時、
彼らはなんと言っただろうか。

 

Yes we can.(できるんだ!
「かつて開拓者たちが荒野を西へ西へと進んでいった時、
彼らはなんと言っただろうか。

 

Yes we can.できるんだ
公正と平等を手にすることが。

 

できるんだ、機会と繁栄を手にすることが。
できるんだ、この国を癒やすことが。
できるんだ、世界を立て直すことが
・・・聴衆も叫び出す。

 

Yes we can! Yes we can!・・・

 

見事です」
少しは雰囲気が伝わっただろうか?

 

4日は大票田のテキサス、オハイオなど4州で
予備選が行われる。

 

もしクリントン氏が大敗すれば、
大統領選から撤退する可能性もある。

 

東さんはこう見ています。
「クリントン氏が展開しているのはキャンペーン、
いわゆる普通の選挙運動です。

 

支持者がいて、選挙資金があって参謀がいて、
運動員がいて。
でもオバマ氏側はもうムーブメント。

 

社会的うねり、大衆運動になっている。
一人一人の心のうちからわき上がってくる
運動になっているから、資金も人も勝手に集まる。

 

オバマ氏が小泉純一郎元首相なら、
クリントン氏は安倍晋三前首相。

 

一生懸命なのに全然心に響いてこない。
このままオバマ氏優位で行くのでは」と。

 

一方、鶴田さんは
「アメリカ人はunderdogが好きなんです。
最近、underdogを『負け犬』と
訳していた新聞がありましたが誤訳です。
underdogは追い上げている犬の意味

 

判官びいきのようなもので、
優位に立つ側ではなく、
追い上げている側を応援するのが
アメリカン・スピリッツ

 

これまではオバマ氏がそうでしたが、
今後はどうなるか……。

 

クリントン陣営やマスコミは両者の闘いを
『演説対解決策』としていますが、
解決策が重要視されてくる可能性もあります。

 

と、あれから4年(上記記載まで)が経ちました。
2012年11月

 

オバマ大統領が4年前とは違って
大接戦の中、再選され、勝利宣言のスピーチを聞いても

 

大統領の歩んできた4年間の集大成とも言える、
苦労や困難の中にも希望をもって、
そして、国民に感謝を表し、希望を携えていこうとする、
力強い勝利宣言を表しましたね。

 

その中には、大統領が見聞きした、
細かな国民の描写や例を取り上げて
スピーチに織り交ぜながら紹介してもいました。

 

その、オバマ大統領の演説は説得力がやはり、今なお衰えず、
むしろ、より磨きがかかった感じになりすごいと実感できます。

 

アメリカ国民に、とうとうと語るスピーチ
台本原稿も携えずに、何も見ないで
国民に向かってスピーチする姿勢
大統領自身の言葉で語り尽くしている感じです。

 

希望を持ち、政府に頼ることではなく、
自らが積極的に参加して、国の未来を創る。

 

まだ、道半ばで、厳しいし環境にも出くわすでしょうが
希望をもって前進していけば明るい未来も築いていける。

 

どこかの国の首相が下を向いて
原稿を読み上げる次元とは完璧と言っていいほど
一線を画するものです。

 

これは、あのスティーブ・ジョブス氏
スピーチに勝るとも劣らない、名スピーチとも言えます。
とても参考になると思います。

 

それは、どこから来ているのかを考えると
よく分かるように思います。

 

テーマは、「フォワード、前進あるのみ」ですね。

 

オバマ大統領は運動員らを前に、
AFPBB Newsが伝えていますが、
「君たちがしてくれたこと。

 

それは、私が取り組んでいる仕事が、
いかに大切なものであるかを悟らせてくれた。

 

私はこれを本当に誇りに思う。
君たち全員を誇らしく思っている」と述べると、

一瞬言葉を止めて頬を伝う一筋の涙をぬぐって

 

「君たち全員が、これからの人生で
素晴らしいことを成し遂げるだろう
私は自信を持って、そう言える」と。

 

その動画が下記です。


勝利宣言は、下記サイトの下段に。
http://www.barackobama.com/

 

これからの4年間、オバマ大統領の手腕に注目です。
(2012年11月9日更新)

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