派遣と企業事情

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派遣社員と期間従業員の契約打ち切りが進んでいて、かなり深刻な問題は、その派遣社員や期間従業員だけではなく、企業、社会や経済にとってもまた大きくのしかかります。

アメリカの金融危機に端を発した、企業の存続をかけての生き残りは、もはや企業にとどまらず経済や社会の崩壊にもつながっていきます。

政府は、この対応に企業に補助金を使えるよう対策を立てていますが、一過性やバラまきにならないような対策が必要になってきます。

雇用に対して中小企業に一人100万円や大企業に50万円などは、存続をかける企業にとって、まだまだ中途半端な金額のように思います。

対策をとることは評価できても、具体性を考えた場合、企業は、一過性の金額のために雇用するとは考えられないように思えるからです。

少なくても、その2.5倍程度の支出は覚悟しないと雇用維持には現状では困難が伴うでしょうか。

政府は赤を切ってでも、この対策を何よりも最優先しないと経済と社会のアンバランスな形態に突入していくことになります。

クリスマスケーキや鏡餅をつくる、需要期に人手を借りてきてシーズンが終わったら、人員を戻すとは訳が違うのですから。

現在利用している自動車をはじめ、多くの製品、商品は人手、派遣社員や期間従業員の手を借りて、わたしたちが利用しているのですね。

そうした派遣社員や期間従業員を、簡単に解雇することは苦渋の決断はあってのことですが、それ以上に、当事者のご本人は、想像を絶するくらいに打ちのめされていることも、考慮しないといけないと思います。

それは、政府を初めとした、公の機関ができることを、今以上の努力を注いで、心血を注いで末端の現場の立場から見ていかないといけません。

マクロ的、机上の論理からは、見て欲しいところ、見なければならないところが見えず表面を見て、肝心なことが置いてきぼりにならないように対策をとって欲しいものです。

公の価値が、過去に類例を見ないほど、ここで試されることになります。

同時に、これまでありえなかった新しい政策を創り出していく、ことこそ真の政府と言えるのではないかと思います。

同時に、首を切られ、年の瀬を越すことの出来ない派遣社員、期間従業員をはじめ多くの失業にある人にとって、また、失意のどん底にいる人にとっても一層試練が待ち構えています。

仕事はおろか、住むところもない状態では、想像を絶するくらい心底疲れることになるので。
ここは、何としても持ちこたえて、企業以上に生き残りをかけて欲しいです。

負けずに、心底タフになり、どんな状況が待ち構えていようとも自ら生き残れるよう、できることをやりながら努力を続けて欲しいと思います。

決してあきらめずに、後ろ向きにならずに、前向きに生き残る決意を持って進んで欲しいと思います。

時間はかかると思いますが、必ず活路は開けることを信じていく、そして、実行していく。

決して、企業や人を恨まないで相手が悪い、社会が悪いと思わないで、どんな状況でもタフに生き抜く力。

それが、仕事を失った派遣社員や期間従業員のこれから生き残るキーワードになると思います。そうした、人を心から応援し、エールを送ります。頑張れ!! そして決して負けるな!!

続けていくことで、いつか活路は見えると思います。見つけるために努力を続けていくことで。

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