「えいえいおー!」って叫ぶのが勝ち鬨だと思ってない?実は、それは少し間違いなんだ。本当の勝ち鬨は、もっとカッコいい!武士たちが使っていた本物の勝ち鬨から、現代のスポーツ応援まで、勝利の叫びの秘密を探検しよう。
本来の武士の勝ち鬨(かちどき)も以外な正しい叫び方は?
昔の武士たちの勝ち鬨って、ドラマや映画で見たことあるかな?
「えい、えい、おー」の勇ましい2回の呼応は良くドラマや映画のシーンでも見られるけど、実は、厳密に言うとあれも本来の使い方ではないかもしれないんだ。本来の正しい勝ち鬨はこんな感じ:
- 大将が「えい、えい、えい」と3回叫ぶ、その後に
- 家来たちが「応(おー)」と答える
これを繰り返すんだ。でも、ただ叫ぶだけじゃないんだよ。
- 大将は東向きに馬に乗る
- 右手に勝栗(かちぐり)、左手に扇子を持つ
- 家来たちは武器を掲げながら応える
え?なんで東向き?それは、東が縁起がいい方角だと考えられていたからなんだ。
勝栗も勝利を祈願する縁起物。武士たちって、細かいところまでこだわっていたんだね。
現代の勝ち鬨:スポーツ応援で見られる?
じゃあ、今のスポーツ応援で聞く「えいえいおー!」は間違いなの?そうとも言えないんだ。
- 正式な勝ち鬨:勝利が決まった後に叫ぶ
- 応援の掛け声:試合前や途中で使う、スポーツ観戦でもよく耳にする「ニッポン、ニッポン!」なども。
- 野球やサッカーでも歓声やラッパ、太鼓、その他の楽器を使って応援。
つまり、試合前に「えいえいおー!」と叫ぶのは、厳密には勝ち鬨じゃないんだ。でも、一般的に見られ、いろいろな応援仕方、気持ちは昔の武士たちと同じかもしれませんね。
スポーツ観戦で見られる現代版「勝ち鬨」
今のスポーツ観戦で、勝ち鬨に似たものってあるの?実はたくさんあるんだよ。
- 野球の応援歌:チームや選手ごとの歌を歌う、高校野球では宣誓や勝利校の校歌斉唱。
- オリンピックやサッカーのゴール後の歓声:国旗掲揚、国家斉唱、ゴールの瞬間は「ゴーール!」と叫ぶ
- 相撲の「勝ったー!」コール:力士の勝利を観客全員で祝う
これらは、昔の勝ち鬨の精神を受け継いでいるんだ。みんなで勝利を喜び合うって、素敵な文化だよね。
意外な場所に潜む「勝ち鬨」の精神
勝ち鬨の精神は、スポーツ以外の場所にも隠れているんだ。
- 選挙の当選確実の瞬間:支持者たちの歓声
- 学校の運動会:リレーでバトンを渡すときの応援
- 会社の目標達成時:社員全員での乾杯
これって、みんな勝ち鬨の現代版とも言えるんじゃないかな。勝利や成功を、みんなで喜び合う。そんな日本の文化が、今も生きているんだね。
それぞれの「勝ち鬨」、みんなで祝う!
さて、ここまで勝ち鬨の歴史や現代での姿を見てきたけど、どうだった?
実は、現代の勝ち鬨には昔の戦国時代のような決まった形はないけど、大切なのは、勝利の喜びを表現すること。だから、それぞれの「勝ち鬨」を作ってみるのも面白いかもしれない。
- 目標達成したら、ミニパーティを開く、ちょっとした祝宴、好きな言葉を使ってお祝い、表彰する
- ちょっとしたインセンティブが嬉しい
- 何かを成し遂げたら自分の褒美を作る、自分のプレゼント、映画鑑賞、読書などなど。
- 運動会では1等賞、2等賞、3等賞と賞状や賞の等級が入っている鉛筆をもらったりする。
どんな「勝ち鬨」を作る?次に大きな成功をおさめたとき、自分の勝ち鬨で祝ってみよう。
そして、次のモチベーションも爆上げしていこう!