円相場が1ドル90円台半ばにまで急上昇する中、外貨預金に投資マネーが急速に流れ込んでいるようです。
1ドル100円の場合、100円で1ドル分買えたものが、1ドル90円にレートが変化したとすると、円の価値が高まり、円高となります。
つまり、円の価値が高くなり、ドルの価値が下がることになるので、円高ドル安に。外貨預金の場合、同じ1ドル預金すると、以前は100円もらえたのに(本来かかる手数料等を無視した場合)円高になると、90円しかもらえなくなってしまうのです。
個人投資家が、今がチャンスとばかり、外貨預金に動き出して、
この勢いは止まりそうもないようです。
大手銀行でも取引業務が追いつかないほどの動向のようですが、一歩間違えれば含み損を抱える個人投資家も増えることが考えられます。
この円高は、急速に動き出してはいますが、これで動きは終了ではなくまだ、株価の動きも見ながら考慮する必要があると思いますので一段落終了と勘違いして、一斉に外貨預金になだれ込んでも含み損となるケースが数多く見られることにもなります。
他の人がやっているから、また、今、ネット上で外貨預金に流れているからと見ないで、外貨の動向も大切な一方で、それ以上に大切な株価の動向も同時に見なければなりません。
まさに、表裏一体株価が今後どのように動いていくかを注視し、見極めながら投資をすることが肝要となります。
以前の投稿で、株価動向について、株価10000円割れもあるとブログで書きましたが、割れる割れないは別として、今は、サブプライムローンの処理がまだ途上の中、また、急速に変動しているトレンドでは、下手な手出しは無用です。
動向をある程度予測している上では、いいと思います。
いずれにしても、展開が急転している中での、安易な投資は致命傷ともなりかねませんので。