マリナーズのイチロー選手は、4打数無安打に終わり、オープン戦では26打席連続無安打となり、過去の自己ワースト記録を塗り替えた。
8試合連続無安打、普通、これでは首を傾げることしきりのはず。これだけ、毎回の打席で凡退の山でベンチに戻ってくる時は、戻りづらいはずなのに、その反対に、「悪い記録は超えなければならないのでは」と。
悪いジンクス超えが、善を招くことでもあるように、真顔で言い放すことができるのは、過去シーズンを通しての実績や自信が、そうさせているのでしょうね。
あたかも何も起こっていなかったかのように、イチロー自身思っているのでは、と感じてしまいます。
オープン戦では三振がないとのことですから、眼の慣らし運転だけではなく、ボールがバットに当たる感触や、目の前を通過するコース感覚、
ボールがバットに当たる瞬間の反発力や飛球コースの確認やその感覚、思い描いたイメージとのズレ、コースボールへの試し打ちなど、この時にしか試せないことを、試していることの確認作業ではとも、勘ぐってしまいそうです。
もちろん本人自身しか分からないことですが。
1994年以降2000年までの 100試合以上試合で打席に立って、3割以上の打率、ゴールデングラブ賞、ベストナイン、首位打者を勝ち取り、
マリナーズ移籍後でも、200本安打・打率3割を連続キープしている選手は、他のチームでも過去の歴代選手からでも、その実績に匹敵する選手名をさっとあげたり、すぐにイメージできるでしょうか。
いないですよね、現在、そのような選手は。
イチロー以外いないのですよね。
しかも、過去に、打撃の神様こと、あの川上哲治さんが、イチローのことを、精神的にも・技術的にも神様ではないかと、言ったことでも、そのすごさが伝わってきますね。