サッカーの結果を見方一つで180度違う考え方とは?
一体どういうこと? と、なるかもしれません。
試合にフル出場した日本代表のMF本田圭佑のコメントがとても興味深く、これにより、親善試合、サッカーの結果ひとつに対して、見方や捉え方、また実践した実情を知っている、知らないことにより、180度違う、まったく真逆の考え方になってしまうのです。
実情を知らないと結構、このあたりは怖いところでもあります。
2013年10月15日の国際親善試合の結果、日本代表がベラルーシ代表と対戦し、1−0で敗退しました。
試合後の本田圭佑のコメントに注目したいところ。SOCCER KINGによると、本田のコメントはこうだ。
・勝てないというところはある意味、収穫だったのかなと。
・まず方向性は間違っていなくて、ゴールを決める、決めないでサッカーはどうしても勝敗が決まります。
失点して負けると守備が問題になるし、ゼロ得点で勝てないと決定力がないということになります。
非常にシンプルなスポーツ。・セルビアに対してもベラルーシに対しても、
90分間自分たちのサッカーを貫いていたのは一つの進歩。
ここでみなさんに叩かれて、僕たちがブレるようなことがあれば、
それが一番ダメなことだと僕は思います。・ワールドカップ用にさらに大きなものを披露しようとして、今はそれを組み立てている段階です。
前と同じようにすれば得点できたかもしれないけど、
新しくやろうとしていることが上手くいかず、
新しいことにトライしようとして、以前の良さが出ていない。
そのチグハグさは若干あると思います。選手も監督もそこは悲観していない。
・アジアカップで優勝した時のようなサッカーをワールドカップでやろうとは思わないし、
一歩も二歩も先に行くためにシミュレーションしながら戦っている感じです。
そこは非常にポジティブだと思っています。
つまり、セルビアに対してもベラルーシに対しても、結果負けたという事実だけを捉えて、監督、選手に責任が出てくるとすると、まったく見違う考え方、責任論が出てきますが、非常にポジティブだと思っている、本田のコメントを見る限りでは、
むしろ、積極的に戦っている姿勢が伝わってくるのですね。
当然、いままでと同じようなサッカーの戦い方をしていては、絶対その先には到達できませんし、もちろん進歩も進化もあり得ないわけですね。
このままではワールドカップでは戦えないことは監督はもちろん、選手も十分に知っているわけです。
むしろリクスを犯してでもこれまでと違った戦略、戦術を試すには絶好の機会と捉える必要があって、
その戦い方で結果を出すには、どこが違っているのか、どのような戦い方や動きをしなければならないのか、組み立てられ、試せる絶好のチャンスなのです。
むしろワールドカップまでの過程での様々な試しや積極的なトラアイルこそが重要なポイントともなります。
単に、監督責任論で済ますことは、逆にリスクを背負うことになり得ますし、任せたら、最後まで負かす勇気も必要になってくるでしょうか。
むしろ、本田のコメントは今後の展開にも勇気づけられ、ワールドカップまでに仕上げていく、展開や戦い方にかなり期待したいですね。