松井氏のヤンキースの異例の引退セレモニーがありました。
ヤンキースでも存在感を改めて感じる一日限りの松井氏の引退セレモニーでしたね。
引退を発表する前まで、壮絶な日々の戦いは凄まじいものがあったと思います。
その自らの引退後も、こうしてヤンキースのセレモニーに招かれるのは通常では考えられないわけです。
ジータークラスではないとそうした特別セレモニーはあり得ません。ヤンキース広報でも前例を把握していないと。
(出所:共同)
引退セレモニーでは、多くのファンも拍手喝采の中、暖かく迎え入れられたことは、
それだけいかに人望が厚かったのですね。
ジーターも自ら、松井をプロフェショナルと言っているくらいですから、ヤンキースでも活躍の印象を強烈に残した選手の1人でもあります。
2012年に所属したレイズのマドン監督も「選手としても人格的にも素晴らしい印象を残した。
いつも品格のあるプロフェッショナル。若手はみんな尊敬していた」とのこと。
同様に、ヤンキースのジラルディ監督も「頼りになる中軸としてだけでなく、人柄でチームメートに慕われていた。彼のような選手を見つけるのは難しい」とどの監督も異口同音に賞賛していますね。
(出所:共同)
東スポによると、ジーター曰く、チャンピオンになる機会が目の前にあって、皆でやっとそこまでたどりついて、誰よりも活躍できたんだと。
ワールドシリーズのMVP、僕らが勝てたのは彼の功績が大きかったとジーターが語っています。引退セレモニー後の初回に放った今季1号の感想を聞かれると開口一番、
「今日は松井デー。だから彼に注目してほしい。今日は松井に会えてよかったし、ヤンキースが彼に敬意を払う機会を設けてくれたことはうれしかった」と。
松井氏がオールスター解説の中で「最高の投手」として名前を挙げるのは、レッドソックスの特別GM補佐ペドロ・マルティネス氏。
天敵の1人で双方とも尊敬の念を抱いている二人だ。MVPに輝いた2009年のワールドシリーズ。第2戦で決勝アーチを含む2打数2安打1打点、第6戦では2回に先制2ラン3回は中前に2点適時打された。
マルティネス氏にとっても天敵の1人。松井は勝負強く、マルティネスがとても気を付ける打者の1人でもあるだろう。
マルティネス曰く、試合の流れが変わりそうな場面で、必ずといっていいほど打席には彼が立っていて、次の一球に集中する姿はとても印象的。
彼のアプローチは、他の打者とは違っていると言う。ここなら打てないだろうと思って投げたボールでも彼は打ち、さらに、公式戦とポストシーズンでは、彼のレベルはさらに上がっていたと。
それが恐らくMVPに輝いた2009年のワールドシリーズだろうね。松井氏のヤンキースでの指導者としての役割も今後出てくる可能性を示しているかもしれません。
また、この日のイチローの4打数4安打はイチローらしいバッティングでした。
MVPに輝いた2009年のワールドシリーズ以上に強烈なインパクト与えたと言われる、ヤンキーススタジアムでのデビュー・グランドスラム弾
海外のメジャーで活躍できて強烈に印象を残せる第二の松井、第三の松井が出るのを楽しみにしたいですね。