2014年ワールドカップに出場している
ブラジルのネイマールは、
コロンビア代表のスニガに膝蹴り受けて
腰椎骨折しました。(写真出所:Yahoo・Getty Images・ゲキサカ)
ブラジル対コロンビアの試合を観戦していましたが、
倒れているネイマールは
試合続行していても最後まで立ち上がれず
担架で運ばれることに。
ネイマールのように、
直接相手から膝蹴りされて腰椎を骨折した場合、
直接、外部から強い力が加わり、
本来一塊である骨のつながりが
腰椎で途切れえてしまう状態が腰椎骨折です。
腰椎圧迫骨折は外傷により起こり、
軽い外傷でも腰椎圧迫骨折と
呼ばれる骨折がありますが、
脊椎の上下の圧力でなる脊椎圧迫骨折以外に、
腰椎横突起骨折とは? 原因や症状は?
文字通り横からの圧力で骨折が原因で腰痛となる
「腰椎横突起骨折」があります。
今回のネイマールの場合が当てはまるでしょうか。
腰椎横突起骨折は、高所から落ちたり、
サッカー、バスケットなど
スポーツで激しくぶつかったり、
転倒して腰を強打したときに起きます。
脊椎の横突起の周りには姿勢を保つために、
筋肉が付いていますが、
その筋肉が強い圧力によって
筋肉が収縮して負担がかかり骨折となるのです。
痛打した後は、時には息がしずらい場合などあり、
前かがみで腰が痛く、痛みがなかなか引きません。
座っていても膝が痛く上がらず、腰痛が見られます。
一般的には整形外科での治療が必要で、
腰椎横突起骨折はレントゲンでは詳細は
はっきり分から無い場合もあるため、
CT撮影で確認する必要もあるのです。
これは、病院でも軽く見逃してしまうくらい
微細に骨折しているケースもあり、
腰を打った後、腰痛が続く場合は、
複数の椎体に横突起骨折がある場合もあるので、
しっかり受診して患部の状態を知ることが大切です。
今回のブラジルのネイマールが背後から
相手チームの選手から膝蹴りをざっくり入ると、
走ってきたヒザの重みでいってしまうのです。
後遺症として慢性腰痛や下肢の麻痺が
残る可能性があるので初期治療が大切になり、
損傷具合と症状にもよりますが、
通常だと、少なくとも2ヶ月以上は
コルセットを持続して
装着したままになるでしょうか。
早めに外すと腰に負担がかかるため、
順調にいけば3ヶ月くらいでコルセットは外せます。
軽傷でも、骨の固定は半年以上かかるので、
しばらくは安静状態を保つことが必要です。
今回のネイマールの骨折は全治4週間
第3腰椎を痛めました。
後遺症を残さない治療で、
しばらくは練習や出場も控えて、
完全復活して欲しいですね。
と、思っていたら、
現地メディア報道のブラジルの
テレビ局『TV Globo』が
報じているによると(by soccer king)、
ネイマールがワールドカップ決勝で
一時復帰?の可能性が浮上しているとしています。
かなり危険な状態のように思います。
筋肉痛ではなく、骨折なわけですから、
数日で回復は通常考えて無理です。
復帰には45日程度かかると診断されていて
脊髄の専門家などの診断では、
負傷後48時間は痛みが続き、
骨折自体は同選手の動きを制限はしないが
痛み止めの注射を打つことで効果があれば、
決勝戦に出場できる可能性があると言うのだ。(まさか!)
(写真出所:Yahoo・AFP)
これは余りにも無茶のように思います。
負傷直後は「脚の感覚がない」とネイマールは
泣き叫んで周辺はパニック状態!だったのに。
レントゲンでは分からない箇所もあるので
他の断面撮影はされていると想像しますが?・・
第3腰椎の骨折と分かってはいます。
後は、患部をCTで完全スキャンして、
ヒビや骨折状態を詳細に分析して
言っているのでしょうね?
と言いたいです!
楽観的観測と期待値で判断しないで、
後遺症や、後々の練習や試合、
まだ若く、これから将来の選手生命を考慮して、
絶対に無理させないで欲しいものです。
ネイマールの病院内からメッセージ動画↑
ネイマール・メッセージ日本語訳(NHK)
GOALによると、ネイマール曰く、
「神様が祝福してくれたんだ。
もしも(スニガのひざが入った位置が)
あと2センチずれていたら、
今僕は車いすに乗っていたかもしれない」
「スニガのことを憎んではいない。恨みはない。
でも、何も感じないよ。
彼がケガをさせようとしたとは言わない。
でも、サッカーを知る人なら、
あれが普通のチャージじゃなかったことは分かるはずだ」
これが全てを物語っています。
(写真出所:Yahoo・ロイター)
オランダ ロッベンも同様、
ネイマールも好きになってしまった!
そして、
FIFAが2014 ワールドカップブラジル大会の
準決勝、決勝戦の4試合を担当する可能性がある
審判員を発表しました。
西村雄一主審と相楽、名木両副審の
日本人審判団がその枠に入りました。
危険なプレーには勇気を持ってイエローカード、
レッドカードを出すべきです。
西村主審があのネイマールの試合に審判していれば
危険を防止する注意から骨折に至る結果も
場合よって違っていたかもしれません。
FIFAは、その危険抑止する対策や
状況を鑑みた評価を重視しているはずです。
そして、ワールドカップ3位決定戦で、
西村雄一氏が第4の審判、
相楽亨氏が予備の副審となりました。