米大リーグで活躍するヤンキースの田中将大投手が、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で、レイズ戦で、わずか2回で8安打7失点と散々に打ち込まれたて降板した理由について語っていました。
マー君は早々と1回に3点を失い制球が安定しないまま、2回以降も死球などで走者を出し、さらに本塁打も打たれて3回までも投球できず7失点でノックアウトされました。
メジャーリーグで投げる恐ろしさと困難さ、そしてマー君のいったい春先で好投してきたこと一挙に吹き飛ぶ事実に驚愕したものです。
マー君はこのことを振り返ると次のように言っています。
「立て続けに1、2番に打たれて、そこからちょっとおかしくなった」
「悪いときほど自分と戦いがちになる。感覚的なことばかり気になってしまう。バッターとの対戦になってない。バッターは全力で僕を打ちにきているのに、それじゃあ負けますよね」と。
この言葉に尽きます。
自分の投球フォームなどの修正点ばかり考えてしまったようですが、でも、どこが悪いのか少しでも早く修正していきたいところ、そこから修正していくのが普通ですね。
最初に打ち込まれたことで、その一点に集中していった結果なのかもしれません。
しかし、2017年4月27日、レッドソックス0-3ヤンキース戦で、メジャー2度目の完封勝利の3連勝で今季3勝1敗として、防御率は4.20までに上方修正されてきました。
対戦相手のレッドソックス先発は昨年17勝のセール。絶対エースとの対決です。
田中は「9割セール勝つと、みんな思っていたんじゃないですか。10割かもしれないな。それを覆したいなって思って。ただ相手に向かっていくだけでした」
ヤンキース打線はセール投手に対し10三振と凡打の山を築く投手戦に、9回先頭から3連打して得点を作り、マー君の粘りを何とか援護したいと最後まであきらめずに勝利に導きました。
マー君は「全体的にすべての球種が使えたっていうことが良かったと思うし、制球もある程度安定してたんで、ストライクゾーンのいいところで早いカウントから勝負していけたかなと思います。9回のマウンドも点差が広がった分、助かったなという気持ちはもちろんありますし、最後点差が広がったのが助かりました」
ジラルディ監督は「ボストンのこの球場で、この優れた打線を相手に完封するのは、大変難しいこと。本当にいい投球だった」や
また、セールと真っ向から向き合って投げていてようにもと感じたと言っています。
また、ロスチャイルド投手コーチは「手を少し早めに離し、落ちる球に角度をつけるようにした。それが大きな修正になったかは分からないけれどね」と言っています。
マー君のメジャーリーグへの挑戦を考えて転機になった学生時代への反骨精神が今も色濃く生きているのが感じられました。
次のブルージェイズ戦も引き続き見ものです。観客やファンからするとある種のドラマが続いてこれからの活躍がますます、ハラハラドキドキと楽しみになってくる展開とも言えます。
そして、その後の登板でも一進一退から、打ち込まれるニュースが多くなってきました。ジラルディ監督は田中を「誰しもそんな年はあるものだ」と、かなり擁護しているのは嬉しのですが、内心はかなり心配していると思います。
制球力のある田中が、なかなかストライクを取るのが難しくなっているのは、一体何が影響しているのでしょうか。本人は分かっているようにも感じます。このままいくのか、どこかで修正しながらいくのかは本人の結果次第ですね。
何かが影響してるように感じます。それは何か?です。解消できるものなのか、そうではないのか?は、分かりません。
引き続き応援です。