発毛を促す物質を発見|毛髪・髪の毛が生える物質とは?
発毛を促す物質をついに発見! 毛が生える物質をついに発見したと報道されました。
アメリカのエール大学の研究チームが発見したようです。(読売新聞)
これは、大発見ですね。これからの展開が楽しみになりますが、これまで、毛が生える仕組みは、小さな進展はあってもある程度のところで止まっていました。
マウスの実験から、毛が生える仕組みを突き止めました。これは、人間の髪の毛にも応用ができるのではと考えられ、脱毛や毛が薄い、薄毛の人、髪の毛が無い人など、脱毛治療にも光明に繋がる可能性が高そうです。
髪の毛に困っている人は多いですから、少しでも髪の毛が増える、毛生え薬のようなことをつい期待してしまいます。
髪の毛の元には幹細胞があって、変化したり、分裂を繰り返して髪の毛が生えるのですが、その髪の毛をつくる元の、幹細胞が、どんな要因で変化するのかは分かってはいなかったのです。
それが、今回のエール大学チームの実験で、大きな発見をしました。
毛根の周りにある「脂肪前駆細胞」の数を調べ、「脂肪前駆細胞」が出来ないよう操作したマウスは、毛は成長しませんでしたが反対に、「脂肪前駆細胞」を操作して、出来るようにしたマウスは、毛が成長したのです。
「脂肪前駆細胞」は、「PDGF」と呼ばれるタンパク質を生成して、「PDGF」が毛の幹細胞に作用することで毛が生えはじめることが分かったようです。
脂肪前駆細胞→PDGF(タンパク質)生成→毛の幹細胞へ働きかけ→毛が生え始める「幹細胞」は、ある意味「人の色々な器官を作り出す細胞」の役割をしているので、「幹細胞」と特定できるところが大きいです。
「PDGF」は(Platelet-Derived Growth Factor)の略で、内皮細胞や外皮細胞などによっても生成されるようですが、今回は脂肪になる前の細胞=脂肪前駆細胞が「PDGF」を作り、毛の幹細胞へ働きかけることを発見したようです。
毛が生え始めるという、大きな発見だと思います。今後、髪の毛が無くて困っている人や、
髪の毛が薄くて困っている人にも朗報かもしれません。
毛生え薬の進展と、実用化を期待したいところですね。
発毛について東京理科大の新たな革新的な実験成功について、発毛が何度でも生える再現性をマウスの実験で成功!で、記事追加しておきます。