電気自動車の実現性は
2014/05/18
日産自動車のカルロス・ゴーン社長は1日、産経新聞などの取材に応じ、電気自動車(EV)を2012年までに新興国を除いた全世界に販売する方針を明らかにしました。
ようやく、電気自動車がお目見えすることになりましたね。
大学など、自動車メーカーでなくても電気自動車の開発・試作・試乗をしていて、自動車メーカーより開発意識は高いように思えます。
メーカーも鋭意努力はしていると思いますが、表に出る結果は、蓄電池のコストがかかるなどで実現は先。
燃料電池の走行効率や大きさなど、実用化には価格が障害になっているものの、ガソリン車がまだ主体で、そこからなかなか抜け出れないようです。
ガソリン価格が、更に高騰しているにもかかわらず、政府の対策が手薄で、政府と一般庶民の感覚にはほど遠い隔たりがありますし、通勤、仕事で数十キロを走る車保有者は、これだけ高いと、愚痴が出るのはうなずけますよね。
今、選挙をすると自民党は敗れ、野党が政権をとる可能性はとても高いでしょうか。
さて、話はそれましたが、さすがに、カルロス・ゴーンさん。革新を常に考える社長だけに、電気自動車の普及に一層早く努めて欲しいものです。
恐らく、開発の進行と価格等もあるので一気に行くとは思えませんが、日産自動車として、また企業の姿勢として、その表明だけでも高い評価はできますね。
後は、製品実用化に向けて、どの程度一般ドライバーに普及するのか、また低燃費車を希望する層に、どれだけ浸透させていけるのかが鍵になってくると思います。
それが出来れば、今の自動車業界地図も、塗り替わることも絵空事ではなくなり、アサヒビールがそうだったように、自動車業界もトップ企業がいつもトップなど安泰ではなくかるかもしれません。
実現化に余りにも時間がかかるようだと、他業種や他の先進の創業者が新しい自動車メーカー時代を築く可能性も全くゼロではないとも思えます。
電気自動車、今の車と同じ価格帯であれば本当に欲しい車になりますね。
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